〜振り回されない、でも抑えつけない自分へ〜
「どう見られているかが気になって仕方ない」
「相手に褒められないと、自分の価値が揺らぐ」
「認められたいのに、いつも報われない」
そんな“承認欲求”に苦しんでいませんか?
多くの方が、共依存や人間関係の問題の根っこに
この「承認されたい気持ち」があることに気づかず、
無意識のうちに振り回され、疲れてしまっています。
でも、承認欲求は決して悪いものではありません。
大切なのは、「上手に付き合う力」です。
承認欲求は誰にでもある自然な感情
承認欲求とは、
「自分の存在を誰かに認めてもらいたい」という心の働きです。
これは、人としてごく自然で健全な感情です。
- 子どもの頃、親に褒めてもらいたかった
- 恋人に「大事にされている」と感じたかった
- 誰かの役に立っている実感がほしかった
これらはすべて承認欲求です。
つまり、「愛されたい」「役に立ちたい」という健やかな心の動きなんですね。
では、なぜ承認欲求は“苦しくなる”のか?
承認欲求が苦しくなるのは、以下のような状態です
他人の評価が「自分の価値」になっているとき
- SNSの「いいね」がつかないと落ち込む
- 相手の反応が悪いと、自分が否定された気がする
- 承認されないと、自分の存在が無価値に感じる
この状態は、「自己評価が他人軸」になっている状態。
つまり、「私は私」という感覚が失われてしまっているのです。
承認されないことで“自己否定”に走ってしまう
- 褒められない → 自分がダメな気がする
- 比較される → 落ち込む
- 無視される → 存在を消されたように感じる
これが続くと、承認欲求は「苦しい依存」へと変わります。
承認欲求と上手に付き合う3つのステップ
①「認められたい私」を否定しない
「承認欲求なんて持っちゃダメ」
「もっと自立しなきゃ」
と、自分を押さえ込もうとすると、心はもっと苦しくなります。
まずは、自分の中にいる「認められたかった小さな自分」の声を優しく聞いてあげましょう。
ほんとは愛されたかったね
もっと気づいてほしかったよね
寂しかったよね
そう言ってあげるだけで、心は少しずつ落ち着き始めます。
② 自分自身に“承認”を与える練習をする
承認欲求が他人に偏っているときは、
自分で自分にOKを出す力が弱まっています。
自分に問いかけてみましょう:
- 今日、私ができたことは?
- どんな気持ちを大切にしていた?
- どんな小さな一歩を踏み出した?
これらを「よくやったね」「ちゃんと感じてたね」と言葉にしてあげることが、
自己肯定感を回復し、他人への過剰な依存を減らしていきます。
③ 「他人は私の鏡ではない」と思い出す
- 相手が冷たいのは、相手の都合かもしれない
- 褒められなかったのは、気づいていないだけかもしれない
- 無視されたのは、相手が疲れていたのかもしれない
相手の反応=自分の価値、ではありません。
「私の価値は、私がちゃんと知っている」
この軸を持つことで、心の揺れ幅は大きく変わっていきます。
💌 私からのメッセージ
承認欲求に苦しんでいるあなたは、
きっとこれまで、人一倍人とのつながりを大切にしてきた方です。
誰かのために動いてきた
喜ばれるように気を遣ってきた
失望されないように頑張ってきた
そのすべては、「愛されたい」「役に立ちたい」という気持ちの表れでした。
それは、弱さではなくあなたの優しさの証です。
だからこそ、これからはそのやさしさを、
「自分自身」にも向けてあげてください。
「私は私でいい」
そう思えるようになったとき、
他人からの承認は「ご褒美」になり、あなたの価値を決めるものではなくなります
まとめ
- 承認欲求は自然で健全な感情
- 他人に依存しすぎると、心が振り回される
- 自分の声を聞き、自分で自分を承認することが回復の鍵
- 承認は「奪い取るもの」ではなく、「自分に与えられるもの」へ
カテゴリー: 夫婦問題カウンセラーのコラム
タグ:カウンセリング, 夫婦問題, 夫婦問題改善, 家族関係改善
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