〜離れたいのに離れられない本当の理由〜
「もう別れたいと思っているのに、なぜか離れられない」
「もう限界なのに、心はまだあの人に縛られている」
「離婚した方がいいと頭ではわかっている。でも感情がついてこない」
そんな相談を、最近よく受けます。
その背景には、共依存”から始まった、感情的な依存や執着が深く関わっていることがあります
共依存の始まりは「愛されたい」気持ちから
共依存とは、相手に必要とされることで自分の存在価値を感じる状態です。
- 「この人がいないと私は空っぽになってしまう」
- 「私が支えてあげないとこの人はダメになる」
- 「あの人が変わってくれたら…」と期待を手放せない
一見、愛情のように見えるこの気持ちは、実は自己不安を埋めるための関係性であり、
時間が経つにつれ、相手に対する怒り・悲しみ・虚しさへと変わっていきます。
共依存の先にある「感情の依存」
関係が破綻しても、なお離れられないとき。
そのとき私たちは、「相手そのもの」ではなく「相手にぶつけた感情」に依存しています。
- 愛してもらえなかった悔しさ
- 裏切られた怒り
- わかってもらえなかった悲しみ
- もっと大切にされたかったという望み
こうした報われなかった感情への執着が、相手にしがみつかせてしまうのです。
執着の正体は「喪失感」
執着とは、「すでに失っているものにしがみつくこと」。
それは、愛情だけでなく、自分が注いできた想いそのものでもあります。
- 「こんなに尽くしてきたのに…」
- 「我慢してきた私の努力は何だったの?」
- 「離婚したら、私の人生そのものが否定される気がする」
こうした声の奥にあるのは、**「失うことの痛み=喪失感」**です。
なぜ、離れたいのに離れられないのか?
それは、
✔️ 相手に対する未練
✔️ 自分が耐えてきた過去への執着
✔️ まだ認めてもらいたいという願い
✔️ 怒りや悲しみをぶつけきれずにいる葛藤
が心の奥に残っているから
離婚や別れは「手続き」では終わらず、
感情の整理という“心の離婚”が必要なのです。
カウンセラー目線でできるサポート
離れられない感情を無理に「捨てよう」としなくても大丈夫。
大切なのは、それがどこから来ているのかを丁寧に見つめること。
✔️ それは怒り?悲しみ?
✔️ 自分にどんな価値を感じられなかった?
✔️ その感情を抱えたまま、何年我慢してきた?
この作業を一人でするのは苦しいけれど、
一緒に寄り添っていく中で、少しずつ心がほどけていきます。
💌 私からのメッセージ
「依存している自分が情けない」
「執着している私は弱い」
そんな風に責めなくていいんです。
あなたは、それだけ深く誰かを想い、努力してきた人。
だからこそ、今はその“報われなかった気持ち”が行き場をなくして苦しんでいるだけなのです。
一人で抱え込まずに、気持ちを出す場所を持ってください。
あなたの心の声を、私はちゃんと受け止めたいと思っています
まとめ
- 共依存は「相手に必要とされたい」思いから始まる
- 感情の依存や執着の正体は、報われなかった想いや喪失感
- 自分の感情を見つめ、寄り添ってくれる人と話すことで少しずつ癒されていく
カテゴリー: 夫婦問題カウンセラーのコラム
タグ:カウンセリング, 夫婦問題, 家族仲直り, 家族関係改善
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