アダルトチルドレンの生きづらさと回復

〜「私は私でいい」と思える日まで〜

共依存、愛着障害、自己愛性パーソナリティ障害…
これらの背景にあることが多い、アダルトチルドレンという言葉を、
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

最近のご相談でも、問題の根っこを辿っていくと、この「アダルトチルドレン(AC)」が
関わっていることがとても多いと感じています。

アダルトチルドレン(AC)とは?

アダルトチルドレンとは、機能不全家族(例えば、親がアルコール依存症、DV、過干渉、無関心、
精神疾患など)の中で育った子どもが、大人になってもその影響を引きずってしまう状態を指します。

ただし、親に問題がなくても、両親が忙しくて構ってもらえなかった
厳しすぎる教育方針だった
感情表現がない家庭だった

こうした家庭環境でも、子どもは「私は愛されないのかもしれない」と感じることがあります。

ACの人が感じる生きづらさ

アダルトチルドレンの方は、こんな生きづらさを感じることが多いです。

✅ 完璧主義
「失敗したら価値がない」「ミスをしてはいけない」と思い込む

✅ 人に頼れない
「迷惑をかけるくらいなら自分でやったほうがいい」と抱え込む

✅ 自己否定感が強い
褒められても素直に受け取れない。「どうせ私なんか」と思ってしまう

✅ 感情がわからない
自分が何を感じているのか、何をしたいのかがわからない

✅ 他人の期待に応えようと頑張りすぎる
いつも無理をしてしまう

どうしてこうなるの?

子どもは本来、親に愛され守られる存在です。

しかしACの方は、
親の顔色を見て行動しなければならなかった
甘えたり泣いたりすることを許されなかった
親の世話やきょうだいの世話を幼少期から担ってきた

こうした経験から、
「私は頑張らないと愛されない」
「私が我慢すればいい」
「迷惑をかけると嫌われる」

という思い込みを心の奥深くに刷り込んでしまいます。

アダルトチルドレンは一生治らない?

「アダルトチルドレンは一生治らない」

そう思っている方も多いですが、決してそんなことはありません。
アダルトチルドレンは「病気」ではなく、幼少期に身につけた生きるための心のクセです。
だからこそ、気づき、練習していくことで変えていくことができます。

ACから回復するための3つのステップ

① 過去の自分に気づく

AC回復の第一歩は、「自分は子どもの頃、こう感じていたんだな」と気づくことです。

例えば

親に褒められた記憶がない
いつも親の機嫌を取っていた
泣いたり甘えたりすると怒られた

こうした経験を振り返ることで、「今の私の生きづらさは、ダメだからじゃなく、
こうした育ちが影響しているんだ」と理解できるようになります。

② 自分を責める癖をやめる

ACの方は、何かあるとすぐに自分を責めてしまいます。

「私が悪いから…」
「私なんかが…」

でも、その声に気づいたら、心の中でこう言ってみてください。

「待って。それは本当に私のせい?」

何度も繰り返すことで、少しずつ責める癖を緩めていくことができます。

③ 安心できる人に気持ちを話す

ACの回復にとって最も大切なのは、「安心できる人との関わり」です。

否定せず、ただ聞いてくれる人
「大丈夫だよ」と言ってくれる人
カウンセラー

こうした人と話すことで、これまで感じたことのない安心感や、「私はここにいていい」という感覚を
育てることができます。

カウンセラーからのメッセージ

アダルトチルドレンは、頑張り屋さんで優しい人が多いです。
人に迷惑をかけないように、誰かを助けようと、自分を犠牲にしてしまう人が多いです。
でも、あなたの人生は、あなたのものです。
これからは少しずつ
「私はどうしたい?」
「私はどう感じている?」
と自分に問いかける時間を作ってみてください。

私のカウンセリングでは、ACの回復を目指す方が、自分の気持ちに気づき、
心を軽くしていくサポートをしています。

カテゴリー: 夫婦問題カウンセラーのコラム
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夫婦カウンセラー大塚麻由実

この記事を書いた人

夫婦カウンセラー 大塚麻由実

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