夫婦関係を良くするために、心理学関係の学術書を読んだり、夫婦仲を改善するような 実用書を読むことがあると思います。
そこで「なるほど」と感じることももちろんありますでしょうし、書いていることを実践して夫婦仲が改善できたのであればとても素晴らしいことですね。
ですが、「学術書や実用書に書いているのは理想論で現実的には難しい」と感じている 人もおられるのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは現実にもありふれた、夫婦やカップルを題材にした小説です。
妻の超然:著 絲山 秋子
第一話目「妻の超然」では妻は夫の浮気に気づき、心の中で毒づきながらも離婚はせず「超然」と生活を続けていく様子が描かれています。
その描写は世の既婚女性が少なからず感じたことのあるようなものばかりで共感する部分も多いと思います。
ですが、とある出来事がきっかけでドライで冷え切った夫婦関係が少し変わってきます。
妻は最終的に自分が怠慢であったことに気づくのです。
パートナーに対して不平不満ばかりを訴えて、きちんと相手に向き合わなかった、
相手のことを真剣に考えてこなかった方は「どきり」としてしまうのではないでしょうか。
実用書の一節で「パートナーのことを真剣に考えましょう。」などと言われても、 ピンとこなかった方でも小説を読む進めるうちに、主人公に自分を重ねたり自分たち夫婦について改めて考えるきっかけになるかもしれません。
「下戸の超然」
こちらは下戸の男性と酒飲みの彼女のカップルの価値観の違いについて描かれています。
「妻の超然」同様どこにでもあるような話しですが、このような男女の価値観の違いは往々にしてあり、結婚を考えているカップルは気になる話題だと思います。
物語のカップルは価値観の違いから喧嘩別れしてまったことを思わせる終わり方をしています。
第三者的に見ると「結婚前だし価値観の合わないまま結婚するのは得策ではなかったかもな」とも思えます。
小説の物語を通しての疑似体験
この作品問わず、読書によって「こんな場面だったら相手はどう感じるか」と考えたり「こういう状況のときこんな風に感じる人もいる」という想像力を身につけるのに役立つも部分があります。
読書は自分ひとりでは気づくことのなかった、考え方、視点にふと気づかされるという点でも有効です。
今回ご紹介した「妻の超然」は一例ですが、
「いつもパートナーを疎んでしまっている」
「自分の価値観が絶対的だと思っている」
ちょっとでも、あてはまった方手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後に、色々な情報があふれているけれでも、あまり見本や、参考とかに左右はされないほうがいい。
自分たちは自分達のやり方があるという姿勢は欲しいですね。
カテゴリー: 夫婦問題カウンセラーのコラム
タグ:カウンセリング, 夫婦, 夫婦問題改善, 夫婦関係

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