内縁関係について

まゆみ夫婦問題相談 公式ブログ 内縁関係について

内縁関係について

事実上の夫婦として暮らしていながら、
婚姻届を提出していないために法的には夫婦として扱われないケースを
「内縁関係」「事実婚」などと言います。

いずれ婚姻届を出す予定だがまだ出していない、
法的な婚姻関係に縛られたくない、
婚姻の意思はあるものの周囲の反対にあっている…など様々なケースがあると思いますが、
その場合のメリット・デメリットや法的な位置づけについて説明します。

内縁関係の条件

まず、どのような状態が内縁関係と認められるのかという点ですが、
これは「3年以上同居している」といったような明確な基準はなく、
総合的に、事実上の夫婦として暮らしていたのかどうかが問われることになります。

単に男女が一つ屋根の下で暮らしていれば良いというものではなく、
ルームシェアや同棲とは異なり、婚姻の意思があったのかが重要なのです。

例えば、何年間同居しているのか、
家計を同一にしているのかといった生活スタイルも条件になりますし、
結婚式を挙げている、対外的に夫婦として説明しているなど
外部からどう認識されているかも条件です。

認知した子がいるとなれば、強力な条件の一つになるでしょう。
こうした様々な条件をどれだけ満たしているかで、内縁関係が認められるかが決まるのです。

内縁関係のメリット・デメリット

内縁関係をとるメリットですが、
これは簡単に言って「楽である」ということだと思います。

当然婚姻にまつわる様々な手続きをする必要はありませんし、
特に多くの場合婚姻とともに改姓となるケースが多い女性であれば、
かなり多くの行政上の手続きを省略することができます。

残念ながら別れることになってしまった場合も、
最小限の手続きで済みますね(これはメリットといっていいのかわかりませんが…)。

逆に、デメリットですが、
法的な夫婦関係であれば得られるはずの優遇を受けることができません。

税制上の配偶者控除を受けることができなかったり、
パートナーが亡くなった場合の相続人になることができなかったりします
(共有財産の分与を受ける権利はあります)。

お子様が生まれた場合も、非嫡出子という扱いになります。
その他様々な場面で不便を強いられることがあるかもしれません。

まとめ

上記のように、現在の日本では、内縁関係を続けることはメリットにとぼしく、
どちらかといえばデメリットのほうが多いのが事実です。

とはいえ、その関係を選ぶのはご夫婦のお考えですから、一口にどちらがいいということはできません。

例えば、将来の相続を考えたとき、お子さんができたときなど、
お二人の関係性が変化したタイミングで、一番良い二人の形を考えていくことが大切です。

カテゴリー: 夫婦問題カウンセラーのコラム
タグ:, , ,

宜しければシェアして下さい。

読むだけで変わる!
カウンセリング リーフレットを
無料ダウンロード!

これまで13,000件以上のご相談をいただいた感謝の気持ちをこめて、当オフィスのカウンセリング方法を簡単にまとめたご案内を作りました。

実際の相談者様とのトーク(許可を得て内容は多少変更しております)や、 夫婦関係・家族問題改善のための心理テストなども掲載しています。

読んでいただければ当オフィスの「カウンセリング」内容を具体的にイメージしていただけます。 夫婦関係や家族関係の問題を抱えて今悩んでいらっしゃる方、まずはLINE友だち登録後、キーワード「プレゼント」と入力して、ぜひご覧くださいね。

公式LINEから入手 LINEで友だち追加
カウンセリング読本

LINEからも気軽にご相談のメッセージをお送りいただけます!

LINEに友達追加をして、なんでも気軽にメッセージを送ってください。
LINE友だち登録後、「相談」と一言メッセージを送ってくだされば、私から返信をさせていただきます。

カウンセリングの
お問い合わせやご相談

24時間365日受付中! メールでお問合せ・予約
公式LINEからお気軽に! LINEでお問合せ・予約

その他 コラム記事

夫・妻が浮気しているかも?浮気している人の特徴とは?

夫・妻が浮気しているかも?浮気している人の特徴とは?

「もしかしたら、パートナーが浮気しているかも!?」 そんな疑いがあれば、とても心配で不安だろうと、心…

アダルトチルドレン(AC)の影響:夫婦関係にどう影響するのか

アダルトチルドレン(AC)の影響:夫婦関係にどう影響するのか

アダルトチルドレン(AC)は、機能不全家庭で育ったことにより、成人後もさまざまな人間関係において困難…

再婚~夫が子どもを怒ると気になってしまう悩みを解決する方法

再婚~夫が子どもを怒ると気になってしまう悩みを解決する方法

皆さんこんにちは!夫婦問題相談オフィス代表の大塚麻由実です。 今回は、再婚したあとの家族問題でお悩み…

【夫向け】家事ハラスメント?妻目線で争いを回避

【夫向け】家事ハラスメント?妻目線で争いを回避

2021年3月23日せっかく夫婦で家事を分担してやっているのに「そのやり方だめだよ!やり直して」なん…

井原探偵事務所のご紹介

井原探偵事務所のご紹介

  先日、井原探偵事務所の井原さんとお会いしました。 井原さんは麻布に事務所を構えていて …

産後クライシスと産後うつとは?

産後クライシスと産後うつとは?

結婚して赤ちゃんが生まれました。 とてもおめでたいことですね。 周囲の家族や友達はみんな祝福してくれ…

DV夫の心理状態とDVを受ける人の特徴

DV夫の心理状態とDVを受ける人の特徴

DV夫の心理状態は、強い劣等感で一杯になっています。 そしてDVを受ける被害者側にも劣等感があるので…

Skype・電話カウンセリング

Skype・電話カウンセリング

最近、電話、Skypeなどでご相談をよくさせていただいております。 私に相談したいという気持ちがある…

浮気はいいとこ取りの、恋愛ごっこ?

浮気はいいとこ取りの、恋愛ごっこ?

こんにちは、夫婦問題専門カウンセラーの大塚です。私はよくパートナーの浮気について、ご相談を受けていま…

DV・ハラスメントをしてしまう人の心理について

DV・ハラスメントをしてしまう人の心理について

加害者が家庭内暴力(DV)やハラスメントを行う理由 性格や考え方、気質について 家庭内暴力(DV)、…