「夫婦カウンセリングって何をするの?」
「自分がで行くと非を責められるのでは?」
「修復・離婚寸前じゃないと受けられないの?」
このような疑問をお持ちの方は少なくありません。
私はこれまで13,000件以上の夫婦やご家族のお悩みをお聞きしてきました。
ご相談に来られる方の多くは「もう何を話しても分かり合えない」「このまま一緒にいていいのか分からない」と、不安や苦しさを抱えています。
しかし実際には、お互いを嫌いになったからではなく、気持ちの伝え方や受け取り方の違いから、すれ違いが大きくなっているケースが非常に多いのです。
この記事では、夫婦カウンセリングとは何をするのか、どんな人が受けるのか、どのような効果が期待できるのかについて、現役カウンセラーの立場から分かりやすくお伝えします。
夫婦カウンセリングとは?
関係がこじれてしまったご夫婦の間では、意固地になって自分は正しく、相手がおかしいと思っている状況が多く見受けられます。そして相手の行動一つひとつが気になり、受け入れられない状態です。
ですが、夫婦カウンセリングとは、夫婦のどちらか一方を「正しい」「悪い」と判断する場ではありません。
第三者であるカウンセラーが中立の立場でお二人のお話を伺い、
- なぜ衝突が起きるのか
- なぜ話し合いにならないのか
- 何がすれ違いの原因なのか
を一緒に整理し、改善方法を考えていく場所です。
私は「どちらが悪いか」を決めるよりも、「なぜそう感じるようになったのか」を大切にしています。
その背景には、育ってきた環境や価値観、性格、考え方の違いが関係していることが少なくありません。
夫婦カウンセリングでは何をするの?
実際のカウンセリングでは、ご夫婦によって内容は異なりますが、主に次のようなことを行います。
① 現在の状況を整理する
まずは、それぞれのお気持ちや困っていることを丁寧に伺います。
「何がつらいのか」
「いつから変わってしまったのか」
を整理するだけでも、頭の中がすっきりする方は多くいらっしゃいます。
② すれ違いの原因を見つける
夫婦喧嘩には必ず背景があります。
・性格の違い
・育った家庭環境
・コミュニケーションのクセ
・価値観の違い
・ストレス
・発達特性(ADHD・ASDなど)
・産後クライシス
・セックスレス
・モラハラやDV
・浮気問題
など、一つではなく複数の要因が重なっていることも珍しくありません。
原因を整理することで、「相手が悪い」ではなく、「こういう理由があったのか」と理解につながるケースもあります。
③ 改善するための方法を一緒に考える
原因が分かったら、それぞれのご夫婦に合った改善方法を考えていきます。
夫婦によって必要なことは違います。
・話し方を変える
・気持ちの伝え方を学ぶ
・感情を整理する
・夫婦のルールを作る
・役割分担を見直す
・心理ワークに取り組む
など、一人ひとりに合わせて進めていきます。
夫婦カウンセリングはどんな人が受けるの?
「修復・離婚寸前の夫婦だけが行く場所」
そのように思われることがありますが、実際は違います。
私のもとには、
- 最近よく喧嘩をする
- 会話が減ってしまった
- 子育てで衝突する
- セックスレスで悩んでいる
- 浮気後に関係を修復したい
- モラハラなのか分からない
- ADHD・ASDかもしれない
- 修復・離婚するか迷っている
など、さまざまなお悩みでご相談に来られます。
深刻になる前に相談されたご夫婦ほど、改善がスムーズに進むことも少なくありません。
一人だけでも受けられます
「夫が来てくれません」
「妻はカウンセリングを嫌がっています」
このようなご相談もよくあります。
夫婦カウンセリングは、お一人で受けることもできます。
実際に、お一人で考え方や接し方を変えたことで、夫婦関係が少しずつ改善していくケースもあります。
「相手が変わらないから無理」と諦める前に、ご自身ができることを整理することにも大きな意味があります。
私が大切にしていること
私は13,000件以上のご相談を通して、一つ強く感じていることがあります。
それは、多くのご夫婦は「愛情がなくなった」のではなく、「伝わらなくなってしまった」ということです。
怒りの奥には寂しさがあり、責める言葉の奥には「分かってほしい」という気持ちがあります。
だから私は、お二人それぞれの話を丁寧に伺い、その背景にある性格や育ってきた環境、価値観まで一緒に整理しながら、本当の原因を見つけていきます。
まとめ
夫婦カウンセリングは、どちらが正しいかを決める場所ではありません。
お互いが「なぜそう感じるのか」を理解し、すれ違いの原因を整理しながら、より良い関係を目指していくための時間です。
「まだ相談するほどではないかもしれない」
「もっと我慢すればいいのかもしれない」
そう思っている方ほど、一度立ち止まって考えてみてください。
夫婦カウンセリングで「責められるのではないか」「自分たちだけで解決できているのだから大丈夫だろう」と考えているご夫婦が、勇気をだしてご相談に来られた時、「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃるケースを本当にたくさんみてきました。決して敷居の高い場所ではありません。
お一人で抱え込まず、今のお気持ちを話すことから始めてみませんか。
カテゴリー: 夫婦問題カウンセラーのコラム

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